ギニア情報
ギニアの宗教
ギニアの宗教は、一般的にイスラム教が主流であると認識されていますが、実は多様な宗教文化が共存しています。イスラム教徒が全人口の約90%を占める一方で、キリスト教や土着信仰も存在しています。
このような背景から、首都コナクリには多くのモスクが点在していますが、それだけではありません。観光名所としても知られるセントマリー大聖堂(Sante Marie Cathedoral)をはじめとする多数の教会も市内に存在しています。
ギニアの民族・言語
ギニアの公用語はフランス語です。首都コナクリを中心に、多様な民族が共存しています。フラ、スス、マリンケ、コノなど、20以上の民族がそれぞれ独自の言語を持つこの国では、多文化共生が日常です。
特にコナクリでは、多くの民族が集まるため、生活の中で自然と多言語が使われます。
ギニア旅行を計画している方には、「スス語」を学ぶことを強くお勧めします!スス語は現地の人たちと一瞬で仲良くなれるツール。簡単な挨拶や会話を覚えるだけで、 現地の人々とすぐに親しくなれます。
イヌワリアフリカ主宰のスス語オンラインレッスン で効率よくスス語を学ぶことが可能です。
フレンドリーなギニアの人々
ギニアを訪れた人たちが必ず言う事、それは「とにかくギニアはヒトが良い!」。
ギニアの人たちは外国人にもフレンドリー、陽気で人懐っこくとても親切です。外国人にも気軽に声をかけて交流を楽しもうとしてくれます。
ギニアの気候と服装
ギニアの気候は二つの主要な季節に分かれています。
乾季(12月から4月)と雨季(5月から11月)。乾季は日差しが強く、気温が高いため、日常的にはタンクトップや半袖、ワンピース、短パンなどで過ごせます。一方で、雨季は涼しい気温で過ごしやすく、特に5月から9月にかけては年間で3500mmを超える雨量があります。
首都コナクリはトロピカルな気候で、日中はサングラスや帽子が必要ですが、夜は肌寒くなることもあるため、薄い長袖が便利です。マラリア予防のため、夕方以降は長袖と長ズボンを着用することが推奨されます。
地方への旅行では、気温の変動が大きいので、長袖、長ズボン、帽子、スカーフ、予備の靴下を持参すると安心です。
ギニアの食
ギニアはトロピカルフルーツの宝庫
バナナ、オレンジ、パイナップル、マンゴー、パパイヤ、グレープフルーツ、スイカ、ショップショップなど、カラフルなトロピカルフルーツがいっぱいです。
ギニアの主食はお米
ギニアの主食はお米であり、多くの家庭料理では、シチュー風のソースをご飯にかけて食べるスタイルが一般的です。リグラと呼ばれる炊き込みご飯も人気です。ギニア産のお米以外にも、インド、タイ、中国からの輸入米が多く流通しており、多種多様な米が販売されています。
また、フォニョというグルテンフリーの雑穀もあり、これもソースをかけて食べることが一般的です。その他にも、キャッサバ、バナナ、トウモロコシを原料としたトーリ・フフ・アケケなどが、軽食として広く食されています。
ギニアの第2の主食?・フランスパン
フランスの植民地時代の影響が色濃く残るギニアでは、パンはギニアの第2の主食的存在です。
このバゲットは、街のあちこちで手に入れることができ、一日のいずれの時間でも簡単に購入ができます。
ギニア料理
ギニア料理・スープ
soup
野菜、魚、牛肉、チキンなどを煮込んだトマトベースのソース。シチューのような風味です。
ギニア料理・カンシーイエ
sauce aux arachides
野菜、魚、牛肉、チキン、ピーナツペーストで煮込んだピーナツ風味の甘しょっぱいソース。
ギニア料理・ブラガエ
sauce feuille de patate
芋の葉のソース。魚やエビ、牛肉、チキンなどをたっぷりのパームオイルで煮込んだ塩味のソース。
ギニア料理・リ グラ
Riz gras
炊き込みご飯。煮込んで甘辛く味付けしたゴロゴロ野菜と揚げ魚や肉をトッピング。
ギニア料理・マラホロ二
茹でた野菜を潰して調理するオクラいっぱいのソースをご飯に添えて食べます。
ケンダーという西アフリカの納豆とも言われている、スンバラの粉や、唐辛子、パームオイルかピーナツオイルをかけて食べるのが特徴です。
ギニア料理・トーリ
キャッサバが原料のネバネバしたお餅みたいな食感の食べもの。オクラたっぷりのソースをかけて食べます。ソースには蟹や牛の皮、チキンなどが入っています。
ギニア料理・フフ
キャッサバやとうもろこし、バナナが原料のお餅みたいな食感の食べもの。オクラたっぷりのソースをかけて食べます。ソースには蟹や、チキンなどが入っています。
ギニア料理・ア ケケ
キャッサバが原料のパラパラもちもちした食感の食べもの。
揚げ魚、チキンやトマト、キュウリ、玉ねぎをトッピングし、玉ねぎソースをかけて食べます。「アチェケ」とも呼ばれます。
ギニア料理・トゲ
豆をトマトペーストで煮込んだ軽食。パンに挟んだりご飯と一緒に食べます。
ギニア料理・ポテトサラダ
マヨネーズ風味の茹でたジャガイモがゴロゴロ入っているポテトサラダ。
キュウリ、トマト、生玉ねぎ、サラダ菜、時にはアボガドが入っています。
ギニアの暮らしと文化
服のオーダーメイドの習慣
街の至る所に仕立て屋のアトリエがあり、自分の好きな布を持ち込み、オーダーメイドで服を仕立てる習慣があります。
しかし近年、輸入された既製品や古着を着ている人の割合が高くなっています。
ギニアの暮らし
ギニアの首都コナクリでは、インフラ整備が未完で、多くの家庭が電気や水道の供給を受けていません。多くの人々は洗濯板で洗濯をし、炭や薪を使って料理をするなど、伝統的な生活スタイルが続いています。
この状況は、日本の昭和初期に似ており、外壁のない長屋での生活が一般的です。地方部では、各民族独自の建築スタイルに基づく丸い家屋やコンクリート、レンガ造りの住宅が多く見られます。
一方で、ハリウッドの豪邸に匹敵するような豪華な邸宅も存在し、貧富の差が非常に大きいことが特徴です。
ギニアの豊かな伝統音楽文化
ギニアは、太鼓ジャンベの発祥地として、知られています。また、伝統音楽とアフリカンダンスで国際的に評価されています。乾季には、世界各地からジャンベやアフリカンダンスの修行を目的とした外国人が集まるという面白い国です。週末になると、結婚式や命名式などの祭りで演奏される太鼓の音が、街の至る所から聞こえてきます。
ギニア旅行ならお任せください
ギニアの現地語スス語を学ぼう!
ギニアの現地語スス語オンラインレッスン
ギニアの人たちとあっという間に仲良くなれる現地語スス語を楽しくオンラインで学べます。
ギニア旅行で最も役に立つものの一つが現地語のスス語で挨拶やちょっとした会話ができること。
スス語を一言発すれば、現地の人とあっという間に仲良くなれます。公用語のフランス語よりも絶対に役に立ちますよ。